サソリいり飴

好きな映画、音楽、歌詞訳(意訳)など

2020年 自分用音楽まとめ

もうすでに1月の終わり。

混沌として前の見えなかった2020年はあっという間に開けてしまった。

2021年も同じ感じじゃないかという予感がするが、希望を持っていきたい。

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というわけで、一年の振り返りも何もしてなかったから音楽を振り返ってみる。

2020年のと言っても、もっと前に発売したものがほとんどかも。

 

【Daniel Caesar + H.E.R】 

コロナの最初の時期にBest Partだけでなく2人のそれぞれの音楽を聴きまくっていた。

Tiny Desk Concertも何回見たか分からないくらい見た。

Daniel Caesarの回にH.E.Rが出てくるのも嬉しい。

 

【Bruno Major - To Let A Good Thing Die】 

Bruno Marsと名前がややこしいが暖かいロマンチックな歌手。歌詞が甘々。

3月にはライブも行くつもりっだたので悔しいが、きっとまた来てくれるだろう。

Nothingでよくギターを練習していた。

 

【Lianne La Havas - Blood】

このアルバムが好きすぎて何年も聴いている。

 

【IU - Palette】

これも同じ。

 

 [Carla Bruni - Quelqu'un m'a dit]

カフェで流れていたとても素敵なアルバム。

特にChanson tristeが好き。

元フランス大統領サルコジと結婚しているらしい。

 

[カン・アソル - 正直な心]

静かな午後にリビングで聴くタイプの素敵なアルバム。

一曲一曲が短く聴きやすい。

青春時代を見て知ったアーティストだが、青春時代は音楽がすごく良かった…。

 

 [Eloise - This Thing Called Living]

Spotifyのオススメで出てきたEP。

Spotifyが恋しくなるが、Apple Musicの方がアーティストへの報酬がより大きいらしい(たぶん)。

11分と短い分聴きやすい。

 

[Miguel - War & Leisure]

ブログでオススメされていたのを見て聴いてみたら、一瞬でハマってしまった。

なぜかミゲルはチャラいイメージだったが、すごく良い。

メキシコ系でもあるらしく歌詞にスペイン語が入っているのが嬉しい。

Banana Clipが何回聴いてもバニラクリップに聞こえる。

 

と、いろいろ挙げたが結局一番聴いていたのは以下の2枚だ。

 

[Frank Ocean - Channel Orange]

良い良いと噂で聞いてはいたのに、なんとなく聴かず嫌いをしていたが、聴いてみると本当に全てが良い。

Thinkin Bout Youだけは流行っていてよく聴いていたが、歌詞にあるboyから、「フランクはやはりゲイだった!!!」と言ったような記事が出ていたことを今でも思い出す。(実際はバイなのかな、決めてないのかも)

今カムアウトしたら、どんな記事が出ただろうか。

たった8年されど8年、世の中はどんどん変わっていっている。

 

10番めのPyramidは約10分ある曲だが、ずっと聴いてたい名曲である。

前半から後半へと移るパートがとても美しい。

歌詞も過去と現代のクレオパトラ(実際のエジプトの女王とストリッパー)を比べていて面白い。

 

[Frank Ocean - Blonde]

2016年に出されたアルバム。

これも良い曲しか入っていない。

Youtubeにあるファンが作ったNightsのMVが素晴らしい。この曲を聴く度に、大麻を吸うってこういう感覚なのかと考えたりする。 

 

メロディーも良いが、彼の詩がすごく好きだ。

抽象的だが、彼の思っていることや感じたことがド直球のメッセージよりも伝わってくるような気がする。

 

そんなこんなで全て海外のものになったが、日本のアーティストもBonobosやハナレグミ、コトリンゴなどちょこまか聴いていた。

今年は新しい音楽もどんどん聴いていきたい。

【和訳】Come Healing - Leonard Cohen - 映画「フェアウェル」より


Come Healing

この曲は、映画フェアウェルを見て知ったため、Elayna Boyntonという人がカバーした分を聞いている。

レナード・コーエンは正直Hallelujahを書いた人だということも知らなかったが(すっかりジェフ・バックリーの曲だと思っていた)、歌詞が詩的で素敵だ。

彼は小説をもともと書いていたそう。

 

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フェアウェルは、祖母が末期癌を患ったことをきっかけに中国に帰る中華系アメリカ人が主人公、ビリーの映画である。助からない病気は本人に告げるべきでないと家族は決めるがビリーは納得できない。ルル・ワン監督の実話だそうだ。中国語タイトルは「別告訴她」(彼女には告げるな)となっている。

アメリカと中国、大きく見れば欧米とアジアの考え方の違いを、真ん中にいる(親が中国人だが育ちはアメリカの)ビリーが戸惑いながら受け入れていく様が印象深い。

個人的にとても面白かったので、アカデミー賞ノミネートされてもおかしくなかったと思うが、ハリウッドは厳しい。自分のネイティブ文化圏以外に興味を持たない人には刺さらない映画ではあるかもしれない。

 

(誤訳があれば、教えてください。)


Come Healing

癒しをもたらせ

 

O gather up the brokenness

壊れたものを集め

And bring it to me now

今ここに持ってきなさい

The fragrance of those promises

You never dared to vow

誓う勇気のない約束の香りを

 

The splinters that you carry

抱えたトゲや

The cross you left behind

置いてきた十字架も

Come healing of the body

肉体に癒しをもたらせ

Come healing of the mind

精神に癒しをもたらせ


And let the heavens hear it

天に聞かせよ

The penitential hymn

懺悔の賛美歌を

Come healing of the spirit

魂に癒しをもたらせ

Come healing of the limb

手足に癒しをもたらせ

 

Behold the gates of mercy

慈悲の門を見よ

In arbitrary space

気まぐれな場で

And none of us deserving

そして誰にも相応しくない

The cruelty or the grace

無慈悲と恩赦がある

 

O solitude of longing

Where love has been confined

愛が限られた切望の孤独よ

Come healing of the body

肉体に癒しをもたらせ

Come healing of the mind

精神に癒しをもたらせ

 

O see the darkness yielding

That tore the light apart

光を引き裂いた闇が生まれるのを見よ

Come healing of the reason

理性に癒しをもたらせ

Come healing of the heart

心に癒しをもたらせ

 

O troubled dust concealing

An undivided love

ひたむきな愛を隠す煩いの塵埃よ

The Heart beneath is teaching

To the broken Heart above

下等な心が傷ついた上等な心を諭す

 

O let the heavens falter

天をひるませ

And let the earth proclaim:

地に示させ

Come healing of the Altar

祭壇に癒しをもたらせ

Come healing of the Name

名に癒しをもたらせ

 

O longing of the branches

To lift the little bud

枝の蕾を持ち上げる切望よ

O longing of the arteries

To purify the blood

動脈の血を浄める切望よ

 

And let the heavens hear it

天に聞かせよ

The penitential hymn

懺悔の賛美歌を

Come healing of the spirit

魂に癒しをもたらせ

Come healing of the limb

手足に癒しをもたらせ

 

And let the heavens hear it

天に聞かせよ

The penitential hymn

懺悔の賛美歌を

Come healing of the spirit

魂に癒しをもたらせ

Come healing of the limb

手足に癒しをもたらせ

 

ビブリカルな雰囲気のある詩だ。

【和訳】Soledad y el Mar - Natalia Lafourcade

(きっと)メキシコの歌姫ナタリア・ラフォルカデの一曲。

正直、彼女についてはリメンバーミーを歌っていた人という事しか知らないが、NPR*1がYouTubeにあげているTiny Desk Concertを見てひと聴き惚れした。



Natalia Lafourcade: NPR Music Tiny Desk Concert

 

一曲目であるSoledad y el Marを翻訳した。

(スペイン語に自信がある訳ではないので誤訳があれば、教えてください。)

 

Soledad y el Mar 

孤独と海


En el canto de las olas

波の歌の中に

Encontré un rumor de luz 

光の噂を見つけ

Por un canto de gaviotas

カモメの歌が

Supe que ahí estabas tú

そこにあなたがいると教えてくれた

 

Despieiendo últimamente

Todo lo que sucedió

起きたこと全てに別れを告げて

Hoy saludo mi presente 

今日、今の私と

Y gusto de este dulce adiós

この甘い別れ(の味)を迎えるわ

 

Voy a navegar en tu puerto azul

あなたの青い港で船に乗って

Quisiera saber de dónde vienes tú

あなたが何処から来たのか知りたい

Vamos a dejar que el tiempo pare

時間が止まるのもそのままで

Ver nuestros recuerdos en los mares

2人で思い出を見るの 海と

Y esta soledad tan profunda 
この深い孤独の中で

 

Que en el canto de las olas

波の歌の中に

Me quisiera sumergir 

沈んで行きたい

Embriagándome en su aroma

その香りに酔いしれて

Algo nuevo descubrir

新しい発見を

 

Voy a navegar en tu puerto azul

あなたの青い港で船に乗って

Quisiera saber de dónde vienes tú

あなたが何処から来たのか知りたい

Vamos a dejar que el tiempo pare

時間が止まるのもそのままで

Ver nuestros recuerdos en los mares

2人で思い出を見るの 海と

Y esta soledad tan profunda 
この深い孤独の中で

 

Que me cante el mar

海が私に歌いかけている

Un bolero de soledad 

孤独のボレロを

Que me cante el mar

海が私に歌いかけている

Que ando sola con soledad 
孤独と共に生きるのよと

 

Que me cante el mar

海が私に歌いかけている

Un bolero de soledad 

孤独のボレロを

Que me cante el mar

海が私に歌いかけている

Que ando sola con soledad 
孤独と共に生きるのよと

Soledad y el Mar

孤独と海

*1:ナショナルパブリックラジオ、非営利ラジオ局の為に番組を制作する組織。

初めまして

好きな時に好きなアートを書くブログ/日記です。

 

国内のものよりは海外のものを好きな傾向があるので訳などが多くなるかもしれません。

文章も書いたりするかも。

 

見切り発車ですが、よろしくお願いします。